2005.10.19 “原尻の滝”ツーリング

10月に入り、秋晴れが続く。

明日は水曜日。

仕事は休みだし、時々行くバイトの予定も無い。

これは、行くしかないだろう・・・行ってみたかった“あの場所”に。

 

当日、いつものように7時起床。

子供達と、いつもと同じ朝を迎える。

ただ違うのは、皮パンを穿いている事だけだ。

子供達を学校に送り出したら、俺も・・・。

いつも仕事に出る時間・・・午前8時に出発する。

 

車やトラックが走っている通勤の時間帯を、皮ジャンと皮パンに身を包んだバイク野朗が走る。

バイクと車では、ペースが違う。

信号で止まる度に、脇をすり抜け先頭に出る。

ただ、怖いのはお巡りさん。

あまりスピードを出し過ぎては・・・捕まる時は、いつもそんな時。

ペースの速い車を見つけると、その後ろを、わざと抜かずについて行く。

こうして、何時ものように“小石原 道の駅”に到着。

日曜日なら、車、バイク、人で賑わっている所だが、今日は平日水曜日。

ガラガラの駐車場にバイクを止め、トイレ休憩。

しかし、ジュース一本も飲まずに再びスタート。先を急がねば・・・。

 

小石原から、宝珠山へ向かう。

空気は、すっかり秋模様。

ヘルメットの隙間から入る風は、とても気持ちが良い。

しかし、去年紅く色付いていた木々は、まだまだの様子。

紅葉は、来月が見頃かな?


宝珠山を抜けたら、日田から阿蘇に続く“ファーム・ロード”を走る。

先日、減っていたタイヤのエアを補充してから、コーナーも安定して走れるようになった。

今日は、気持ち良く走ってみよう。

右手に力を入れ、ペースを上げる。

遅い車も、どんどん抜いて行く。

しかし、目の前に、どうしても抜けない車が・・・そうです、紅い電球を天井に付けて走る、白と黒の車です。

俺は、その車の後ろを、とても安全なスピードで走る。まるで教習車のように・・・。

そして、その車の前を走る車も、とても安全運転。

この道は一本道。

このまま、阿蘇まで行くのかー!

しかし、この後、沈黙は破られたのです。

前を走る軽自動車が、この道に二つしかない“一旦停止”を・・・停止せずに通り抜けたのです。

事態は、急展開。

天井に付けてある紅い電球が、クルクルと光りだし、軽自動車を停車させる。

俺は、その横を“安全に”追い抜き、バックミラーから姿が消えたのを確認し、スピードを上げる。

可哀想に・・・あの軽自動車。

たった一つの“ミス”が・・・しかし・・・お陰で、この状況から俺は、脱出できた・・・ありがとう!

そしてご愁傷様!


ファーム・ロードは、何時走っても気持ちが良いです。

そして、走りながら目に入るススキの穂は、秋の風に揺れていました。

他人の不幸の後、良いペースで走り“黒川温泉”を通り過ぎ、“瀬の本”に到着。

瀬の本は、R442と“やまなみハイウェイ”が交差する場所。

ここで、久住の山々を写真に収め・・・やはり、すぐに出発。

R442を竹田方面に、ゆっくりしたペースで走る。

久しぶりに走ったのですが、この道も良いじゃない!気持ち良いじゃない!

 

竹田までR442を進んだ後、R502に乗りかえ、臼杵方面に進む。

もう、目的の“原尻の滝”はすぐ近くだろう。

道の駅に隣接しているので・・・道の駅の標識がある筈。

標識に注意しながら、しばらく車の後ろについて走っていると・・・道脇に、天井に紅い電球を付けた白と黒の車が、こちらを向いて停まっている。

良かった!安全運転で・・・。

“岡城跡”(滝廉太郎の名曲「荒城の月」のモデルとなった城です)の横を通り過ぎて、

しばらく走ると“原尻の滝”の標識が現れる。

R502から右折して1km程走ると、ありました!“原尻の滝”。

滝の上に架かる橋を、バイクで渡り、バイクと滝を写真に収める。

そして、滝の下まで降りて行く事にする。

下りて行く途中にある、イチョウの木には、銀杏が実っていた。

銀杏の“あの香り”を感じ、滝の下まで歩いて行く。

上から見た景色とは、また違う・・・飛沫を顔に感じる。

この滝は、“豊後のナイアガラ”と言われ、幅120m、高さ20mだそうだ。

ナイアガラと比べれば、とても小さいのだろうが・・・写真に収めるには、ちょうど良いサイズではないだろうか。


今日のツーリングの目的を達成した時、時間は午後1時30分。

なんと、家を出てから5時間30分も経っているではないか。

夕方に用事があるので、飯も食べずに帰る事にしました。

それも、休憩無しのノン・ストップで・・・。


今回のツーリングは、雑誌で見る“原尻の滝”にやっと行けたので、飯も食べられない慌ただしいツーリングでしたが、満足でした。

一人で、ブラッと・・・目標を持って行くツーリング。

「楽しい」の一言です。

次は、どこに行こうかな・・・。

今度は何か美味い物でも食べに・・・

 

by 桑っちょ


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