平成17年 43日 平戸ツーリング

 

4月に入り、冬の寒さも和らぎ、昼間は気温も10℃を越えるようになった。

また、道交法の改定により、高速道路の二人乗りも始まった。

そんな中、ツーリング雑誌「GoGoツーリング」の平戸ミーティングに参加すべく集まったのは以下の3

 

ドカティ ST4    オスギ

883ハーレ      D井

スズキ GSX750S刀 桑っちょ

 

前日より天気予報を気にしていたが、結局、雨に降られることを覚悟して、雨具をネットで縛り出発する。

集合場所は、九州自動車道 基山PA。

途中、小雨に降られはしたが雨具を着るまでもなく到着する。

駐輪場には、見知らぬバイクしかない。連れの二人はまだ来ていないようだ。

しばらくすると、ドゥカティ・オスギが到着。

二人で、かるい朝食を食べながら、ハーレ・D井を待つことにする。

集合時間を少し過ぎて、ハーレ・D井が到着。

D井は、ツーリングを舐めたかのような服装。緑色のウインドブレーカーにGパン。

手袋は軍手。雨具無しで、途中雨に濡れ、ハイウェイチケットも、フニャフニャに折れ曲がっていた。

さらに、途中でエンジンの吹けが悪くなり(ガス欠)、フェールコックをリザーブに入れて来たとのこと。


降り始めた雨が小止みになるのを待って、次のサービスエリア金立(スタンドがある)に向かう事にする。

鳥栖を佐賀方面に乗り換えて、ドゥカティ・オスギは加速。視界から消えた。

俺は、ハーレ・D井のガソリンが気になり、後ろから見守りながら走る。

と突然、ハー・レD井が左ウインカーを出して路肩に停車する。

嫌な予感を抱きながら、俺も路肩にバイクを寄せる。

どうも、完全にガス欠のようだ。

ハーレ・D井は携帯でJAFに電話。丁度JAFも二輪ロードサービスを始めたばかり。

早速利用する事になるとは・・・。

しばらく一緒にいたが、どうする事も出来ないので、彼を残して金立SAに向かう。

走り出して1kmで、東背振ICを発見。金立SAに着いてすぐに、ハーレ・D井にTEL。

JAFを待たずに、1kmバイクを押してみる事を提案する。

ハーレ・D井も「1kmなら」と、JAFをキャンセルし、ICまで押すことにし、ここで彼は

ツーリングを断念する。


ここからは、二人だけのツーリング。

佐世保みなみICまで一気に走る。

佐世保市内に昼前に入り、佐世保バーガーを食べに行く事にする。

少し早目の昼食だが、朝も軽くしか食べていなかったので丁度良かった。

美味しい手作りバーガーだったが、なんでこのハンバーガーが有名なのか

今ひとつ判らなかった。

 

ハンバーガーを食べ終わった後、国道204号線を平戸に向け走る。

天気は快晴。この時点では思いきって来た事を本当に良かったと思う。

平戸大橋に近づくにしたがって、バイク乗りが多くなる。みんな、

行く方向は同じようだ。

平戸大橋の料金所を通り、橋を渡る。

どこの橋もそうだが、橋の上は風が強い。時々バイクが横風にあおられ、

緊張しながら走る。

橋を渡り、しばらく行くと、ミーティングスタッフが看板を持って、

会場の場所を案内してくれる。

案内通りに走っていくと、河内峠駐車場に多数のバイクを発見。

スタッフの誘導に従ってバイクを停める。

全国紙とあってか、他県ナンバーも多い。関東方面のバイクも来ていた。

事前に用意していた受付用紙を持って、受付に行く。

受付では、雑誌に出ている可愛い女性が二人いて、俺達の受付をしてくれた。

参加記念として、GoGoツーリングのフラグを貰い、それをバイクに括り付けた。

会場では、個人撮影も行われており、それぞれ思い思いのポーズを愛車と一緒に

撮って貰っていた。

俺達も列に並び、写真を撮ってもらう事にする。

重たいバイクを少しずつ押しながら順番を待つ。


スタンドを外し、少し押す。またスタンドを外し、少し押す。の繰り返し。

すると、近くで「あ〜〜」と大きな声。

見ると、ドゥカティ・オスギが愛車の下敷きになっている。

すぐに、周りの人たちが駈け寄り、バイクを引き起こす。

皆のおかげで、バイクに傷は入らなかったが、彼の膝には傷が入る。しかし、これは保険で治るので・・・。

それにしても、ハーレ・D井のガス欠リタイヤに続き、ドゥカティ・オスギの立ちゴケ。

まさに、今日のツーリングは生き残りを賭けたサバイバル・ツーリングの様相になってきた。

帰るまでは、気を抜かないようにしないと、次は俺の番かもしれない。

 

二人で写真を撮ってもらった後、今度は参加者全員で「集合写真」。

その後は、沢山の景品を賭けた「ジャンケン大会」が行われる。

景品も良く、タンクバック、シートバック、ジャケット、Tシャツ、帽子、グローブなどなど超豪華。

さすが全国誌。景品集めも全国規模。

参加者全員、スタッフとのジャンケンに一喜一憂。

この日の俺は運が良いのか、早目に帽子とTシャツのセットをGET。

ドゥカティ・オスギはというと、いい所まで勝ち残るのだが、最後まで何も景品を手にすることは出来なかった。

 

(ちなみに、俺のGETした帽子は、一度雑誌の女の子がかぶった帽子。盛り上がった会場の雰囲気に乗って

彼女に頼んで貰ってきました。ちょっとしたプチ・ハッピー)

結局、イベントが全て終了してから帰ることになる。

この時点で空は、どんよりとした曇り空に変わっていた。

時間も遅くなったので、帰りも来た道と同じ。高速を使って帰ることにする。

平戸大橋を渡り、しばらく行くと、ひどい降りになり、雨具を着る事にする。

佐世保市内に入ると、雨は益々ひどくなり、走っていても刀のグリップ感が

全く感じられない。

効きの悪いブレーキは益々効かなくなっている感じがする。

必然的にスピードは下がる。

考えてみれば、雨の日の刀でのツーリングは初めてだ。

こんな状態で高速を走るのか、どこかカプセルホテルでも泊まり、

明日の朝一番で帰った方が良いのでは?

と弱気にもなる。

しかし、佐世保みなみICに来ると、雨も降ってなく路面は乾いている。

ここは、全く雨が降っていないのだ。

不思議な感じだが、助かった。

料金所を通り、最初の川登SAまで走る。

そこで、腹も減っていたのでチャンポンを食べる事にする。

冷えた身体も温まり、空腹も満たされたら再び雨の高速へ。

時間も遅くなり真っ暗になる。雨が降る夜の高速。条件は最悪だ。

無事に帰れれば、少々時間が遅くなってもかまわない。

横風の強い佐賀を抜け、鳥栖から北九州方面に進む。

最悪の条件の中での高速走行。いつもより多めの休憩を取りながら、我が家に帰り着いたのは10時をまわっていた。

今回のツーリングは、ハーレ・D井のガス欠リタイヤ、ドゥカティ・オスギの立ちゴケ、雨の中の走行。

とサバイバル・ツーリングの様相でしたが、全国誌のイベント参加で、写真も載せてくれるし、更に運良く景品をGETでき、

やはり、思いきって行って良かったと思います。

ツーリングに行けば、良い事も、悪い事も、色々ありますが、無事に帰れれば、全てが楽しい思い出に変わります。

次回はどんなツーリングになるのか、「また一緒に走ろう」と雨に汚れた愛車を洗車しました。

                                            by桑っちょ

 

 


 

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