2005.10.30 プレジャー・ツーリング“高森”

 

先々週、国東半島までツーリングに行ったばかり。

プレジャーは基本的に月1回のツーリングだ。

しかし、リーダーが新型を導入し、「どうしても“ファーム・ロード”を走りたい」と言う。

我らがリーダーの申し出があれば、行かねばなるまい。

こうして、“我がまま”なリーダーに付き合ったのは、以下の5人。

 

リーダー:スズキ GSX1300隼     N本さん:カワサキ ZRX1200S

タムキン:ホンダ CBR1000RR    ノリノリ:ヤマハ TDR850

シゲさん:カワサキ GPZ900R ニンジャ  桑っちょ:スズキ GSX750S刀

 

今回のツーリングは、とりあえず“ファーム・ロード”を走る事が目的。

しかし、僕の中では密かに考えていた事がある。

それは、“たっぷり・・・腹一杯走る事”と“美味い物を食べる事”。

ファーム・ロードを走ったら、皆を引きずり込んで“高森”まで走り、地鶏か田楽を食べよう。

 

前日にタイヤのエアー・チェックを行い、一緒に出動した相棒は“スズキ GSX750S刀”。

今日、一緒に走る仲間達は速い奴らばかり。                                                   

旧車の750刀で一緒に走るのは、辛いかもしれない。

しかし、ニンジャではなく・・・BMWでもなく・・・今日一緒に走りたいのは“刀”。

おいて行かれるのは覚悟の上で、刀に跨り自宅を後にした。


集合場所には、すでに2人の仲間が・・・朝の挨拶をお互いに交わし、後の3人を待つ。

そこに、軽トラに乗ったK崎さんが登場。

これから、仕事に行く途中とのこと。

わざわざ、俺達を見送る為に早起きをして・・・ありがとうございます・・・来月はご一緒しましょう。

その後、タムキンさんとノリノリさん登場。

最後に来たのは、リーダーのグッチさん。

 

さあ、いよいよ出発です。

先ずは、“道の駅 小石原”まで・・・真っ先に飛び出たのは“ZRXN本”さん。

車と車の間を、見事にすり抜け、あっという間に姿が見えなくなりました。(やはり、今日のペースは速い)

残された5台は、N本さんを追いかけて走ります。

遠賀川沿いを走り・・・直方バイパスを抜け・・・しかし、添田から、どうしても抜けない車に出会いました。

そうです!またも赤いランプを天井に取り付けた、白と黒の自動車です。

こうなっては仕方がない。

ヘルメットの中で、スローな曲を歌いながら、法定速度で“白黒自動車”の後ろを走りました。

 

“道の駅 小石原”では、先攻していたN本さんが待っていてくれました。

今日は、天気も良いので、他のツーリングも多いようです。

わずかに空いている駐車スペースに入り込み、休憩をする。

今回、リーダーは、隼の“リッター8km”という燃費問題を解決する為、ハイテク機器・・・“何とか”と言う、装置を付けていました。

これを装着すると、インジェクション・バイクはパワーが上がり、燃費が良くなるそうです。

キャブレター車の僕(燃費:リッター20km)には、チンプン・カンプン???どうでも、良い事です。


休憩を取ったら、いよいよ“ファーム・ロード”へ出発です。

6台のマシンは、宝珠山を越え、日田に・・・。

日田に入る頃から、“750刀”は引き離されていきます。

こうなれば、一人で走ろう!

待ち合わせ場所は、決まっているし!

自分のペースで走りを楽しんでいると・・・あれ?シゲさんの900ニンジャをロックオン!

80年代のバイクを操るシゲさんも、引き離されてしまったようです。

それなら、僕についておいで!

二人で、80年代のマシンを操りながらファーム・ロードを楽しんでおりました。

ファーム・ロードも中盤を過ぎた頃、バックミラーに見覚えのあるバイク(赤いCB750)がチラリ。

もしかして、福岡に住む・・・“あの人”?

あっと言う間に追い抜かれて・・・ナンバーを確認すると・・・やっぱり、2004年に“南紀ツー”をご一緒した、“あの人”でした。

しかし、僕と気が付かずに行ってしまった・・・BMWなら分かってくれたのに・・・追いかけようと思っても、それは無理な話です。

待ち合わせ場所に着いたら、あの“CB750”もいました。

近づいて、ご挨拶。

今日は、5人でツーリングとか・・・じつは、僕と分かって抜いて行ったとか・・・ひどい!久しぶりに会えたのに・・・。


休憩の後、“瀬の本”に向かいます。

七曲峠を越え、“黒川温泉”へ続く“ファーム・ロード”を走ります。

6台揃ってのツーリング。

良い感じのペースで走りました。

そして、黒川温泉にあるスタンドで僕以外は給油。

“瀬の本”の三愛レストハウス駐車場は、バイクでいっぱいでした。

小さなスペースにバイクを止めて、さあ次はどこに・・・時間は11時くらいだったかな?

阿蘇ファームランドで昼にするか・・・と言う意見も出ましたが、僕の思惑は、“高森”。

「いやいや、高森まで行って、田楽か地鶏を食べようや!」

「大丈夫!大した距離じゃないって・・・昼過ぎ、1時までには着くって!」

「そこから、帰りは高速使っても良いじゃない!」(そんな、気は全然無かったのですけど・・・)

と言う事で、6台は“高森”に向かう事になりました。


県道11号線(やまなみハイウェイ)を阿蘇方面に走り、“エル・パティオ牧場”の所から左に入り、すすきの穂が風になびく“ミルクロード”を走ります。

R57に出たら、右に曲がり“滝室坂”を右に左にバンクさせて下り、R265に入り高森へ向かいます。

この道は、信号が少ない道で、お気に入りの道です。

R265は、“箱石峠”越え。

この道もご機嫌な道で、お気に入りです。

・・・で、この“箱石峠”でリーダーのパフォーマンスが炸裂。

高森まで先導する為に、先頭は僕が走っていたのですが、非力でブレーキに不安のある750刀では、峠の遅い車をなかなか抜けないのです。

やっとの思いで、車を抜いた時、対向車が来ていました。

僕は、バックミラーを見る余裕は無く、後ろからリーダーがついて来ているとは・・・。

リーダーは、目の前に突然現れた対向車に対し、リア・ブレーキを作動。

隼は、進行方向を左に傾け、リア・タイヤから白煙をあげ・・・バイクのドリフト体制に・・・。

とっさに、出たリーダーの右足は路面を蹴って、対向車の目の前をすり抜けたのです。

後ろから見ていた、4人は・・・「突っ込んだ!・・・すげぇー!」と言っていました。

そしてこの後は、みなさん大人しく並んで“高森”まで走りました。


高森では、地鶏炭火焼の“らくだ山”に行きました。

ここは、肉の量も多く人気のある店。入り口で並んでいるお客さんもありましたが、休憩がてら僕達も順番待ちする事にしました。

順番待ちして30分ほどしたら、囲炉裏がある部屋に通されました。

四角い囲炉裏を6人で囲み、御飯、味噌汁、生卵付きの“地鶏定食”6人前を注文。

持ってこられた地鶏をさっそく、炭火の上で焼く。

囲炉裏を囲んで、食事をしながら話も盛り上がり、ツーリング気分は最高潮に達する。


食事を終えたら、帰りは“阿蘇草千里”経由で帰ることに・・・。

砂利の駐車場で重たいバイクを動かし(緊張の一瞬です)・・・出発です。

R325を熊本方面に進み、県道111(阿蘇登山道)を右に入り“阿蘇草千里”に向かいます。

ここで、タムキンさんのスイッチ・オン。

刀で追跡するも、一瞬にして姿が見えなくなりました。

それにしても、天気が良い。

草千里でバイクを止め、阿蘇山をバックに写真を撮る。青空がすばらしい。


そして、ここから日田手前の“道の駅 おおやま”で次の休憩、と打ち合わせして出発。

先頭を僕が走りました。

みんなは、バスに行く手を阻まれたようでついて来ていませんでしたが、そのまま走りました。

この時、後ろからついて来るのは、しげさんだけ・・・まっ!いいか!

下まで下りて、スタンドで給油しながら後続を待ちましたが、いっこうに来る気配がありません。

シゲさんと「先に行こうか」と話し、“道の駅 おおやま”へ向かいます。

R57に出たら、すぐにR212へ進み“大観峰”のところから県道12号に進み“オートポリス”の前を通りR212を進みました。

ここまで、しげさんと2台で走りましたが、同じ80年代のニンジャと刀、とても楽しい走りでした。

 

“道の駅 おおやま”に到着した時、ちょうど逸れた4台と一緒になり、6人揃って休憩となりました。

彼らは、やはり違う道・・・“阿蘇ファームランド”側から来たのでした。

そして、ここで暫らく休憩した後、一気に北九州に帰ることになりました。

この日は本当に、天気の良い楽しいツーリングでした。

・・・が、小石原を過ぎる頃から雨が降り出し、帰りは大変でした。

リーダーは、帰りも対向車と・・・今度は、急制動の練習を行い、対向車の運転手と“笑顔”で別れたそうです。

 

今回のツーリングは、帰りこそ雨に降られましたが、ペースも良い感じで、楽しいツーリングでした。

6人がバラバラに逸れても、ポイント・ポイントを決めていましたので、時間のロスも無く・・・。

休憩場所の確認と、ルートの確認をしっかり行なえば、楽しいマス・ツーリングが出来ると確信しました。

プレジャー・ツーリングクラブは、車種も違えば、乗り手の技量も違います。

ですから、楽しくツーリングするには、自分のペースを崩さず安全に・・・これが基本です。

なら、ペースを崩さない為には、待ち合わせ場所までは、自分で行くしかありません。

道に迷っても、地図と携帯があれば何とかなる。

そう思えた、楽しいツーリングでした。

 

by 桑っちょ


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